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第4回 ~幸福になれる方法とは~

■子ども達に幸せになってほしい

この思いの伝え方を一生懸命に考えました。きっと、大人達は幸せになってほしいと願っている筈だと思うからです。でも・・今悲しい事、寂しい事、残念な事、聞きたくない見たくない事があまりに多すぎで、幸せに成ってほしいと願っていないのかなと思ってしまいます。
でもそんな訳は無い、誰も幸せになりたいと願っている筈だから、ただ、幸せって何だろうと考える事が無いのかもしれない。では一緒に考えてみて下さい。

それでは幸せについて考えて見ましょう。
幸せは、物でもなく、お金でもなく、心で感じる事で、目に見えないもの。目に見える物の方が分かり易いけれど、目に見えない事の方がとても大切な場合もあるのです。心で感じる事は、気持ちを豊かにして、人を優しくさせてくれる・・・と私は思っています。
人間の身体の中には、器があります。この器は愛が入る為の器です。愛を創るのは心です。心が感動すると一つずつ愛になって器の中に溜まって行きます。たくさん溜まると器から溢れてきます、溢れてくると・・・どうなるのでしょうか??とても優しく成れるのです。
人や物に優しくすると、人も物も優しさを返してくれます。いつも器の中の愛は減る事はないと思いたいのですが、時々減るのです。それは、とても疲れたり、嫌な事があったり、悲しい事があったりすると、優しくなんか出来ない。そんな時は器の中の愛は減っているのです。
そんな時は感動を探しましょう。小さなことから少しずつ、又器の中が一杯になって来るのをきっと感じると思います。そうなんです。愛は感動から生まれてくるのです。感動をたくさん感じられる心を持つと愛はたくさん集まってきます。

私はこの仕事を通して、毎日子ども達から感動をもらっています。
例えば、初めてケアルームにデビューする子ども達は、大泣きをします。突然ママやパパから離れて知らない子ども達や知らないお姉さんのいる所に置いていかれて楽しめるはずがありません。不安と寂しさとで、泣くしかないのは当たり前。大人だって知らない人たちの中へ入ったら、居場所が見つかるまで居たたまれない状況になりますよね。大人だから泣かないだけで・・・と私は思います。そんな子ども達が2日目に少しなれて、3日目に笑って私たちを受け入れてくれた時、子供達の小さな心の中に私達を受け入れてくれる場所を作ってくれたのだと感動します。とてもうれしいです。そんな、子ども達の笑顔は、どんなに辛い時でも悲しいときでも、一瞬にして忘れさせてくれるパワーを持っています。この笑顔を守らなくちゃーと力がどんどん沸いてきます。

花が咲いたら綺麗と感じ、美しいものを見たら素敵と感じる。そんな小さな感動をたくさん感じる心を持つと、今まで気にしなかったことでも感動するようになります。感動はとてもくせになります。もっとたくさん感動したいと思うようになります。是非試してください。とても素晴らしい事です。
人間は感動をたくさん感じるために生まれてきたのだと私は思います。
だから・・・少しでもたくさん感動したいと私は願っています。
子ども達の心はとても純粋です。だから道端の花にもきれいと感動するし、散歩している犬をみると可愛いと喜びます。大人は少しづつ、成長とともにいつしか忘れてしまって、感動する事に照れているのかもしれません。

これが私が見つけた幸せになる方法です。

そして、最後に。
大人が幸せでなければ子ども達は幸せではありません。
子ども達と一緒に感動を見つけましょう。子ども達は感動を見つけるのがとても上手です。そして感動をたくさん私達にくれます。
私達は大地の上で生活をしています。地球という素晴らしい大地の上で、子ども達は地球人です。幸せをたくさん感じる大人にゆっくりと健やかに育って欲しいと願っています。大切なこの大地を守ってくれる子ども達です。


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